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福島キッズキャンプ2022年夏 ラストサムライ


7月26日~8月21日にかけて福島キッズキャンプを開催しました。当初は8月9日までの予定だったのですが21日まで延長開催しました。




11年前東日本大震災が起こり、福島第一原発の事故が起こりました。福島でも活動していた私に「夏休みに長期合宿を開催できないか」という依頼が子ども達のお母さんたちから舞い込みました。
避難地域には指定されていないけれど、放射線量がとても高い地域が多くあったためです。一時避難に子どもを出したいのだが、短い合宿が多くて合宿の梯子になってしまうので、長期に合宿を開催できないか、、、ということでした。http://jishoen.blog24.fc2.com/blog-date-201107-3.html
それから11年、夏休み・春休みに合計22回合宿を行ってきました。福島の放射線量は落ち着きましたが、子ども達は「また次回も会おうね~」と勝手に約束を交わすのと、長期間を世代の違う子ども達が一緒に生活することで得られる成長が大きく、ずっと続けてきました。しかし、
始まりがあれば終わりがある。
スタッフも福島キッズも新たな段階へ変化していくのが良いだろうということで、いよいよ今回が最後の福島キッズキャンプになりました。












今年は最後の年なので、長年行ったり来たりして交流してきたラオスキッズも招待し合流します。(実は彼らの住むドンパレープ集落のスラムも立ち退きの危機にあります)





最後のキャンプだと思うと、すべてが感慨深いなぁ




日々のキャンプの様子はみのりちゃんブログ「みのりますように」でご覧ください。
その1
https://ameblo.jp/rensyunken/entry-12755559069.html
その2
https://ameblo.jp/rensyunken/entry-12756008320.html
その3
https://ameblo.jp/rensyunken/entry-12756556369.html
その4
https://ameblo.jp/rensyunken/entry-12757281253.html
その5
https://ameblo.jp/rensyunken/entry-12760297360.html




子ども達は相変わらずアホな毎日を過ごしておりました。




















毎年夏と春はこの笑顔と共に過ごしてきました。人生の一部になったキャンプ。なんだか最後だという感じがしません。

















例年通り、川遊びやヲタ芸に余念がありません。








ラオスキッズとの交流も、引率者から陽性反応が出た為すべての日程を一緒に過ごすことができませんでした。その中でも、可能な限りの交流を行いました。別れはいつも通りの涙祭。
詳しくは別途書きます→ 




この光景をもう見られないと思うと、やはり寂しいね
















とはいっても、「キャンプやめないで」と土下座する奴らを蹴散らしてやりましたけどね。









今回は最後のキッズキャンプということもあり、初期メンバーがスタッフとして多数参加してくれました。大人になった彼らは頼もしく、そして懐かしく、いとおしい。かけがえのない存在となりました。
11年という月日をかけて、かなーり長い間一緒に過ごしてきた。
戦友のようなものです。




















最後に彼らが11年間を振り返ったムービーを作ってくれました。




上映会ではスタッフも古参の子ども達も、号泣祭でした。現役の子ども達はキョトン状態w。
じゃっきーはお前らにどれだけ救われたか。。。ほんとにみんなありがとな。








なんということでしょう~。立派な大人になってくれました。安心して死ねます。

11年間、本当に多くの方々お世話になりました。多すぎてそれぞれにお礼を言うことができませんが、心から感謝しています。子どもたちの為にこんなにも無償の愛をありがとうございました。





そしてサムライの仲間たち。1回目のキャンプを那谷寺で行い、「もうこんな大変なことはできない」と思っていたところに、俺たちが手伝うから続けよう!と。、、、よくもこれまでこの合宿をつなげてくれました。本当にありがとう。








仲間?同志?家族?。。。そして、子ども達にとってはサムライが特別な場所と存在になり、彼らもサムライになっていきました。「義を見てせざるは勇無きなり」と始めたこのキャンプ。手を差し伸べられていたのは僕たちだったかもしれない。
福島の子ども達もラオスの子ども達も、これだけ長く付き合ってくると、家族のような存在に感じています。色々大義名分をかかげていたけど、ここまで続けて来たのは彼らとの繋がりがいつもあったからだね。もう「放射線からの避難」「子どもたちの成長」「貧しいスラムの子ども達の支援」等の大義名分は実は必要なくなっていて、時々会う、楽しいことをして思い出を作る、困っていれば助ける、ということが当たり前のことになっていました。「事業」ではもうなくなっていたのかもしれません。そして福島キャンプという「事業」が終わっても、ドンパレープ集落がなくなってもこのことは続くでしょう。
終わりはまた新しい始まりだ。








なんか暗雲たちこめてないすか?





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