志礼知也 作品展「龍と土地 」ー那谷寺の記憶ー
那谷寺にて秘仏本尊の特別公開を記念した展示を開催いたします。【会期:2026年9月19日〜10月4日】
本展では、2020年に東京から石川県へと移住した作家・志礼知也(しれい ともや)が、北陸の暮らしの中で紡ぎ出した作品群を発表します。白山をはじめとする山海、人々の営み、そして豊かな自然への感謝を表現した作品の数々が、格式高い歴史的空間を彩ります。なかでも本展の象徴となる「龍」の作品は、作家がこの土地の自然から感応した姿を、その息吹が宿る現地で制作したものです。作品が生まれたその場所で展示を行うことで、自然から人へ、そして新たな繋がりへと巡る「循環」を生み出したいという願いから本展は企画されました。 那谷寺が積み重ねてきた歴史を通じ、人々が自然とどう営んできたか、そして私たちは今後どのように生きていくべきか。現代を生きる私たちへ問いかける空間となります。
展示の見どころ
歴史とアートの響き合い
通常33年に一度しか見られない秘仏本尊の特別公開を祝し、本展を開催いたします。舞台となるのは、江戸時代(寛永年間)の面影を今に伝える「那谷寺書院」。格式ある空間の中で、展示作品と建築、そして土地の記憶が静かに響き合います。
風土から芽吹いた作品群
会場に並ぶのは、石川の豊かな自然や歴史、日々の営みのなかで産声を上げた作品群です。象徴となる「龍」をはじめ、自然や動物を題材とした作品の数々は、単なる写生ではなく、作家がこの土地と真摯に向き合うなかで受け取った生命の躍動そのものです。
新たな視点による魅力の再発見
移住者である作家の視点は、地元では見過ごされがちな日常の中に眠る「この土地ならではの美徳」を浮き彫りにします。作品を通して地域の魅力を再発見するとともに、県外や海外から訪れる人々にとっても、この地の深い歴史や豊かな自然と出会う新たなきっかけとなることをめざします。
開催概要
- 展覧会名:那谷寺 秘仏本尊 特別公開記念 志礼知也 作品展 「龍と土地 」ー那谷寺の記憶ー
- 会期:2026年9月19日〜10月4日
- 会場:那谷寺書院(国指定重要文化財) 石川県小松市那谷町ユ122
- 開館時間:9時15分〜16時00分
- 料金:通常の拝観料に加え、特別エリア拝観料1,000円が別途必要になります。
- 作家名:志礼知也
- 主催:志礼知也
- 共催:那谷寺
- 協力:漆原 慎、河津 和哉、飯塚 光彩、強口 真裕佳、齋藤 遠希、堂下 真一郎、杉本君平
- 問い合わせ:作家担当者:志礼 ちひろ (しれいちひろ)
- 志礼知也 HP (9月開設予定)
- 志礼知也SNS
- 那谷寺担当者: 漆原 慎 (うるしはらまこと)
コンセプトストーリー
土地の自然と、那谷寺に息づく物語
2020年に石川県へ移住した志礼知也は、白山をはじめとする山海や人々の営みに触れながら制作を続けてきました。都市での活動から一転、厳しいながらも豊かな自然、受け継がれてきた歴史や信仰に直面した体験は、作品制作に大きな変化をもたらします。
本展の中心となる「龍」は、伝説の再現ではなく、作家自身がこの土地から受け取った多面的な生命の姿そのものです。奈良時代、修験者である泰澄(たいちょう)大師がこの地の荒々しくも穏やかな自然を「龍」として受け止め、やがて「観音」として見出したように、志礼が描く龍もまた、自然のありのままの姿と真摯に向き合うなかで生まれました。
「土地から受け取ったものを、この土地に還元したい」完成した作品を前にそう願った志礼が展示の場として選んだのが、自然と共生し「龍の伝承」を現代に伝える那谷寺でした。
秘仏本尊の特別公開という節目に開催される本展では、那谷寺が積み重ねてきた約1300年の記憶と、現代の作家が土地から受け取った記憶がひとつの空間で交差します。過去から現在へと受け継がれてきた人間の営みに想いを馳せることは、いまを生きる私たちが未来の世界とどう向き合うかを捉え直すきっかけとなるのではないでしょうか。
プロフィール
志礼知也
1992年東京都生まれ。画家、デザイナーとして活動。2020年、石川県へ移住。
幼少期より、獣医であった祖父の影響や動植物など身近な自然に触れる中で、生命の神秘や自然への畏怖を抱きながら育つ。 移住後は、地域の豊かな自然や人々の暮らし、工芸、歴史、伝承に影響を受けながら制作を続ける。土地を歩き、人と対話し、自然と向き合う中で生まれる作品は、単なる風景の記録ではなく、関わりの中で受け取った感覚や背景にある営みを形にしている。
個展
2018「GRAFF SELL」(The day foodlab 東京)
2020「PRIMITIVE」(Ammon Gallery 東京)
2021 巡回展「現実と残像」(Anagura gallery 東京)
2021 巡回展「現実と残像」岩戸祭(廃校カフェ 山梨)
2021 巡回展「現実と残像」解禮展(ぱぺろ 石川)
2024「Arcane Notes」(ニニニ 東京)
グループ展
2016「Charisuma」(BnA Hotel 東京)
2017「Charisuma Vol.2」(Anagura gallery 東京)
2019「Charisuma Vol.3」(NOS ORG 東京)
2019「Priority」(THREE DEGREES SALON ニューヨーク)
2021 “MAPS”(ぱぺろ、石川)
2021 ARTART OSAKA(梅田大丸 大阪)
2021 CCC展示会(GINZA SIX 東京)
2023 MICHIBIKI(Jinny.gallery 東京)
2024 Hommage to the Ancient Civilization(ギャラリーいわき 福島)
2024 Juryoku Festival(ドイツ文化センター、GOETHE INSTITUT 東京)
2025 Primitive Nature(日本橋KEIRO 東京)
2026 ピンク展(BnA WALL 東京)
作品
株式会社 HASSYADAI(東京)
STUDIO GOTHAM(東京)
ところざわサクラタウン、SACULA DINER(埼玉)
株式会社 TAKIGAHARA CRAFT AND STAY(石川)
ソウワディライ(群馬)
加賀市山中温泉、観光案内看板(石川)
六可レコード看板(石川)
メディア
カルチャーメディア QUI インタビュー
「ブレイク前夜 ~次世代の芸術家たち~」出演(BSフジ)
画家 志礼知也 ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~ #239
東京新聞
北陸中日新聞
福島民放
いわき民報
北國新聞
加賀ケーブルTV